【舞台挨拶付き上映会@大阪】山﨑賢人×橋本環奈×福田雄一監督が登壇(MC:森川みどり)
『銀魂』で圧倒的な人気を誇る福田雄一監督、斉木楠雄(さいきくすお)役・コメディ初主演の山﨑賢人、そして照橋心美(てるはしここみ)役・『千年にひとりの逸材』橋本環奈の3人が、公開直後に実施された舞台挨拶に登壇!
軽快なトークで大阪の会場を終始沸かせてくれました。
chスタッフがその模様をレポートします!
映画
斉木楠雄のΨ難
551はみんなで食べたら怖くない(橋本)
MC 山﨑賢人さん、橋本環奈さん、そして福田雄一監督です。どうぞ!
福田 大阪来たよーー!!
山﨑 イェーイ!! ありがとうございます。
福田 雨の中、ありがとうございます。
MC 大阪はエラい盛り上がってます。それではご挨拶をいただいて参りましょう。まずは山﨑賢人さん、お願いします!
山﨑 はい。今日は大阪に来れてうれしく思います。みなさんに本当に早く観ていただきたかったので。どうでしたでしょうか?!
(会場拍手と歓声)
山﨑 (笑顔で)いやー。ありがとうございます!
福田 やっぱり大阪でウケたらうれしいね!
山﨑 そうっすねぇ。

MC それでは続いて橋本環奈さん、お願いします!
橋本 映画観ていただいてありがとうございます。うれしいです。
MC それでは福田雄一監督、お願いします。
福田 朝起きたら雨がザーザー降っていたので、客席がスカスカになるんじゃないかとすごく心配してたんですけど、お足元が悪い中、こんなにたくさんのお客さんに来ていただいて本当にうれしいです。ありがとうございます!!
MC ありがとうございます! さあ、いろいろお話を伺って参りましょう! まずは、大阪ですけど、山﨑さんはお仕事で大阪にはいらっしゃってますよね?!
山﨑 はい、何度か。
MC 大阪に来たら絶対食べるものとか、大阪やったらあそこ行きたいなとかありますか?
山﨑 昨日、あの焼き鳥……。
福田 行ったよね! すごいおいしかったね。
橋本 おいしかった!
山﨑 (噛み締めるように呟きながら)めっちゃ、おいしかった……。
福田 最近、山﨑が、なんか僕に挑んでくるクセがあるんですよ。この前も、仕事終わりに3人でステーキを食べに行ったんです。東京で。僕、けっこう食べるので、お肉を600g頼んだんですよ。そしたら山﨑が絶対食べないのに「あ、じゃあ俺、500gいきますわ!」って。
(会場笑)
福田 「いや、食べられないでしょ? 無理でしょ?」と。「いや、全然いけますよ」って。で、結局3分の2も食べられてない状況で、僕に「いります?」って。昨日は無意識なのかわからないですけど、新幹線の中で、これから焼き鳥食べに行くっていうのに弁当食べてたよね?!

橋本 食べてましたね。
福田 いいのかな、食べちゃって、と思ってたけど。新大阪に着いた時に「もう腹ペコです」ってかっこいい顔して言うんですよ。で、焼き鳥屋に行ったら、割と初期段階でギブアップ!!
橋本 そう。(山﨑に)すぐ遠い目をする!(笑)
福田 “小鳥”っていうあだ名がつきました。啄む程度しか食べられないから。
山﨑 いや、でもめっちゃおいしかったんで。
福田 うん、おいしかったよね! ところで、大阪で決まって食べるものとかあるんですか?
(会場から「串カツ食べた-?」)
山﨑 串カツはまだ今回食べてない。
橋本 行けてないですね。
福田 俺、絶対551は食べますよ。
橋本 あー!!
山﨑 カレーですか?
福田 カレー!?
(会場どよめく)
山﨑 (焦りながら)すみません! やっちゃった!やっちゃった! やばい、やばい、やばい!(マスコミの記者に)また書かれる!
福田 “カレー”って言った途端、バーって一斉に記者さんのペンが……。
橋本 今、記者さん書いてますよ。
山﨑 あれ、“肉まん”っすよね?
MC そうです!そうです!
橋本 いや、ま、違うんですよ、大阪は“豚まん”なんですよ。
山﨑 どっちかなぁって思ったんですよね。
(会場笑)
福田 やっちゃったな。誇りだから! 関西の豚まんは。
橋本 やっちゃいました。
山﨑 そっかぁ、すみません。すみませんでした!(会場に向かって頭を下げる)
MC いやいや、そんな謝っていただくようなことでは……。
福田 僕は帰りに豚まん4、5個買いますよ。
山﨑 まじっすか。
橋本 551はみんなで食べたら怖くないっていう。匂いとか、ね!
山﨑 匂いが充満しちゃう。
橋本 あと控え室とかに置いてあることも多いんですよ。たこ焼きとかも。
山﨑 いか焼きも美味しい!
福田 新大阪駅にいか焼きと551が隣接しとんねん。どっちも買ってしまうね。
MC ありがとうございます。大阪の宣伝をそれだけしていただいたら、もう十分です。続いて、映画の話を伺わせてください。
こういうギャグ映画を
これだけの売れっ子さんでやる
っていうことに意味がある(福田)
MC 山﨑さん、コメディーは初めてと伺いました。
山﨑 そうですね、初めてです。
MC ハマったんちゃいます? 今回、かなり。
山﨑 そうですね。ほんとに福田さんの作品が大好きで、やるなら福田さんの作品でやらしてもらいたいなと思っていたので、今回ほんとにうれしかったですね。
MC 橋本さんは、福田監督とは『銀魂』から二作目ですね。
橋本 そうですね。
MC 今回もいろいろとやらされてはりましたが…。
福田 やらされてっていうのはちょっと。女優力だと思います。
MC はい、女優力。いかがでした?
橋本 いや、でも結構やってますよね。まだ私は観れてないんで…。どういう感じになってましたか?
(会場から「かわいかった~!」)
橋本 (山﨑、福田に)かわいかった?
福田 かわいかったよね?
橋本 いや~うれしいです。ありがとうございます。
(客席からものまねで「おっふ! おっふ!」)
橋本 あっ、正しい! ありがとうございますっ!
(会場笑)

MC 監督、念願叶ってこのキャストに決まったと伺っております。
福田 はい、そうですね。
MC 山﨑さんにすっごくオファーをされたとか。
福田 そうですね。
MC どういう経緯だったんですか?
福田 最初は嫁からです。嫁さんが賢人君好きだったみたいで。賢人君が、少女漫画系の映画に出る前、ほんと失礼なんですけど、賢人君を存じ上げなかったんですよ。そこからわが家に“山﨑賢人の芝居を観せる会”という講習会が開かれるんです。ドラマとかを観ながら、「ハイ、ここで賢人君、振り返る」「ハイ、賢人くん、いい顔した! 素晴らしいでしょ?」って。『水球ヤンキース』っていうドラマでは、吉沢亮も同時に売り込まれたんです。ちょうどその頃『斉木楠雄のΨ難』に出会って、ビジュアルを見たときに、“あ、これ賢人君、絶対ハマるやん!”って。そこからグイグイと。
MC 山﨑さんも福田監督の作品は絶対出たいって思っていらっしゃったとか。
山﨑 そうですね。
福田 時を同じくして僕のファンの方が、「山﨑賢人さんが福田さんとご一緒したいです、みたいなことを雑誌か何かのインタビューで言ってくれてますよ」って送ってくださって。それでグイグイいっても大丈夫そうだなと思ったの。
山﨑 僕がその頃やっていた舞台を福田さんが観に来てくださったんです。それまで会ったことはなかったんですけど、福田さん、デカいじゃないですか。客席にいてもすごい目立ってて。終わった後に楽屋挨拶に来て下さって、“はじめまして”って。
福田 『斉木楠雄のΨ難』やらないか、って。
MC いきなりオファーをされたんですね。
山﨑 やります!って。
MC 一発で?
福田 でも賢人くんが忙しかったんで、そこからたぶん2年以上の月日を経て、ようやく撮影できるんですよ。
山﨑 まさかの。
福田 ほんとに。ずっとスケジュールが空かないので、ちょっと別の方も考えませんか、みたいなことを言われたりするんです。でもこういうギャグ映画を、これだけの売れっ子さんでやるっていうことに意味があるから、「絶対、山﨑賢人じゃなきゃダメだと思います! スケジュールが空くまで待ちます!」って言って。ほんとに2年半くらい待ったんじゃないですかね。

MC でも面白かったですよ、山﨑さん! あの淡々とした感じが。
山﨑 いや、淡々とスンって顔をしてるのがめちゃめちゃ辛かったんですよ。
MC 辛かったんですか!
福田 周りが暴れて来ますからね。
MC なんかね、橋本さんも「すん! すん!」とかってね、心の声もいっぱい出してはりましたし。
橋本 んー、でもけっこう笑う。だって、吉沢さんも新井さんもヤバいじゃないですか。
福田 ヤバいよ、全員。
山﨑 ヤバい!
福田 吉沢亮の勢いはヤバい。あの走り方で来られたらねえ。
橋本 そうそうそう!
山﨑 「文化祭を…!」
福田 「無駄な動きがっ!」(山﨑、福田、走り方を再現)
(会場爆笑)
MC ここで再現していただけるとは。むちゃくちゃ楽しいです!
笑いが一番!
この作品がどんどん広まって、
世界中が平和になればいい(山﨑)
MC それでは名残惜しいですが、最後のご挨拶になってしまいました。山﨑賢人さん、お願い致します。
山﨑 はい。こんな感じで現場もめちゃくちゃ楽しかったので、観た人も笑って幸せになれるのかなと思うんですよね。これだけみんながハッピーになれる作品ってないと思いますし、やっぱり笑いが一番なんだなと、この作品で思いました。この作品がどんどん広まっていって、世界中が平和になればいいなと。
福田 “世界中”、出たね。
橋本 ワールドワイド。
福田 昨日からみんな、ハッピーな言葉が出ますよね。
山﨑 はい。ハッピーになれる映画かなと思いますので、是非何回でも観てください。
福田 大阪のお客さんに「笑えた!」って言ってもらえれると太鼓判を押された感じがしますね。
山﨑 そうですね。
MC 大阪は笑いに厳しいですからね。
福田 ブロードウェイに来た感じがするんですよ。
MC そうですか、ありがとうございます。それでは橋本環奈さん、お願い致します。
橋本 はい。今日はありがとうございます。撮影現場は仕事に行ってるっていう感じがさらさらなくてすごく楽しくて。その楽しさが映画を観ている方にも伝わってるんじゃないかと思います。キャラクターが濃くてはっちゃけてますので、面白いなと思ったら他の人にも広めていただけたらうれしいなと思います。今日はありがとうございました。
MC ありがとうございました。そして福田監督、最後のご挨拶です。
福田 はい。今の日本の映画界でこういう何一つ感動のない、涙もない、内容がなくてもただ笑えるだけの映画があると日本も平和だなって。これからもこういう作品を作る機会があればうれしいなと思いますね。応援よろしくお願いします。

MC 今日はありがとうございました。山﨑賢人さん、橋本環奈さん、福田雄一監督でした。ありがとうございました!
斉木楠雄のΨ難
- 原作:「斉木楠雄のΨ難」麻生周一(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
- 脚本・監督:福田雄一
- 出演:山﨑賢人、橋本環奈
新井浩文、吉沢亮、笠原秀幸/賀来賢人、ムロツヨシ、佐藤二朗
内田有紀、田辺誠一 - 主題歌:ゆず「恋、弾けました。」(セーニャ・アンド・カンパニー)
- 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント=アスミック・エース
STORY 生まれながらにとんでもない超能力を与えられた高校生・斉木楠雄(さいきくすお)は、超能力を使わない普通の生活に憧れていた。そんな彼の願いもむなしく、クラスメイトはトラブルメイカーばかり! 彼らの巻き起こす災難に巻き込まれてしまう斉木は仕方なく、バレないように超能力を使って危機を回避していた。毎年恒例の一大イベントの文化祭の日。ワケありクラスメイトたちがおとなしくしているはずがない! 次々と災難が斉木に襲いかかり、超能力を使わなければ解決出来ない! でも、周りには多くの生徒たち……。どんどん追い込まれていく斉木。気が付けば、たかが文化祭が、地球滅亡の危機を引き起こそうとしていた! 果たして斉木楠雄は、地球滅亡の危機を乗り越えることが出来るのか?
10.21(土)公開
©麻生周一/集英社・2017映画「斉木楠雄のΨ難」製作委員会
ch FILESでは、取材に参加してくれる高校生=「chスタッフ」を募集しています。