「社会福祉士」の紹介でこのイラストって、もはや作者の趣味としか思えなくて困ってる人がいます

社会福祉士,ソーシャルワーカー

シゴトFILES vol.26

社会福祉士

困っている人に適切な援助方法を
提案する福祉のエキスパート

「人の役に立ちたい」という気持ちは、特別なものでもなんでもない。なぜなら「人助け」は人間として当然の社会的責任であり、自分の行動が困っている他者の助けになることは、自分自身の価値を高めることにもつながるからだ。

誰もが「人に感謝された」という経験が一度はあるだろう。たとえば、友人の悩みを聞いてあげたとか些細なことでもいい。それがきっかけとして解決につながったり、悩んでいた本人にとって「話を聞いてもらえた」こと自体が大きな助けになったり。これは立派な社会貢献だと言えるだろう。

そんな「人の役に立つ」ということに関して、専門知識などを身に付けプロフェッショナルとして実践している職業は多くある。『社会福祉士』もそういった仕事のひとつである。

高齢者や障がい者、経済的に困窮した生活環境の人などからの相談を受け、それぞれの状況に合った支援を行うのが主な仕事だ。社会福祉施設などを職場とし、高齢者の介護や生活保護、障がい者の支援など、さまざまな相談内容に対応。助言や指導をするだけでなく、ときには行政や医療機関など各関連施設をつなぐ役割もこなしながら、相談者たちの生活を向上させる手伝いをする、福祉に関する相談援助のプロフェッショナルである。

難易度の高い国家資格を
必要とする専門職

 社会福祉士は「ソーシャルワーカー」と呼ばれる社会福祉専門職の国家資格なので、資格を得るためには「社会福祉士国家試験」に合格しなければならない。

さらに国家試験の受験資格を得る条件も、学歴や経験によって異なる。福祉系の4年制大学で指定科目を履修するか。あるいは福祉系の短大・専門学校で指定科目を学び、卒業後に1~2年の実務経験を積むといった複数のルートがあるのだ。

複雑かつ改正も頻繁にある資格取得条件に加え、難易度も高い試験をクリアしなければならないが、高齢化が進む日本にとって、今後も活躍が期待される重要な仕事のひとつである。

相談者の笑顔を
取り戻すことがその使命

日常生活において何らかのハンディキャップがある人たちをサポートする社会福祉士は、相談相手との信頼関係を築きながら業務を進めていくことが重要となる。

相手の置かれている状況を理解し、適切なサポートを行うことで、相談者がしっかりと自立して笑顔を取り戻していく。そんな幸せを共有することが、「人の役に立つ」この仕事の大きな魅力なのだ。

社会福祉士になるには?

国家資格が必要で、資格の取得条件はさまざま。大学の福祉系学部や社会福祉士養成を目的とした学科・コースで指定科目を学ぶ。一定の実務経験が必要な場合もある。

こんな人が向いている!

相談相手の悩みや不安を理解するためのコミュニケーション力が重要。もちろん「人の役に立ちたい」という思いが何よりも大切だ。

yamaoka
文と絵:デヴォン山岡
社会福祉士,ソーシャルワーカー