一流のグラフィックデザイナーにロゴを頼むと数百万円するらしいから、タダならソレでいいかな

グラフィックデザイナー,シゴトFILES

シゴトFILES vol.24

グラフィックデザイナー

芸術的視点と商業的視点で
魅力的なデザインを作り出す

「ビジュアルコミュニケーション」という言葉がある。読んで字のごとく、イラストや写真、図、色などで視覚的に伝達するコミュニケーションのこと。要は文章やメッセージをイメージで直感的に伝えるという手段である。ビジュアル重視の社会となっている今の世の中に最も必要なアピール方法であり、広告・宣伝の世界においても影響力を左右するポイントなのは言うまでもないだろう。

グラフィックデザイナーはまさにその核となる存在。雑誌やWeb、ポスター、商品パッケージなど、さまざまな表現の中でクライアントの意図を汲んだ機能的なデザインを考えるのがその役割だ。

構図や色彩、文字、レイアウトなどを駆使して、情報を整理・伝達できるよう制作するので、美的センスはもちろん制作スキルも求められる。作業内容も、 オペレーター的な役割から制作全体を統括するアートディレクターに近い役割まで、知識や経験などにより活躍範囲も広がる。

また、「伝えたい趣旨やコンセプトを見た人に伝える」という壮大なテーマのもとデザインの企画・制作を行うことから、クライアントの方向性や事業展開にも関わっていくことになる。

イラストレーターやコピーライターたちとチームを組んで動くこともあるので、それぞれの立場の人間としっかり意志疎通を図れるコミュニケーション能力も必要不可欠なのだ。

スキルを身に付け
実践で経験を積む

グラフィックデザイナーを目指すうえで代表的なルートは、美術系の大学や専門学校でグラフィック系ソフトを操るスキルやデザインの基礎を学び、広告代理店やデザイン制作会社に就職すること。

特別な資格は必要ないが、PhotoshopやIllustrator のクリエイター能力認定試験やDTP検定、色彩検定など、取得しておくことでスキルの証明になる資格は存在する。当然、そういったスキルは就職時に有利になることもあるだろう。

就職後は、アシスタントとして経験を積み、アートディレクターへとステップアップするか、あるいは独立という道を歩むことも可能だ。

好奇心や情報収集が
アイディアにつながる

センスが重要な仕事でありながら、自分がいいと思うものをただ作ればいいわけではない。

あくまで企画の目的や商品のコンセプトに沿ったものでなければならないのがデザインの世界。オリジナリティと同時に大衆的な視点を意識することも大事なのだ。

そのためには、アイデアを生み出す発想力やいろんな物事に対して興味を持つ好奇心の強さ、さらにトレンドを把握する情報収集能力も必要。普段から周囲をよく観察し、出来るだけたくさんの情報を見出し、アイデアのストックを蓄積させていくことが、自身の表現の幅を広げることにつながるだろう。

グラフィックデザイナーになるには?

芸術系の大学、短大、デザイン系の専門学校を卒業し、広告代理店やデザイン事務所に就職。実務経験を積んでスキルアップすれば独立も夢じゃない。

こんな人が向いている!

クリエイティブな世界なので、感性が豊かで発想力のある人が向いている。また、常にあらゆる方向にアンテナを張り、情報をキャッチする視野の広さも必要。

yamaoka
文と絵:デヴォン山岡
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