『サクラダリセット 』主演・野村周平さん 舞台挨拶で「観客の皆さん、NGなかったでしょ?」

映画『サクラダリセット 前篇』主演の野村周平さん(浅井ケイ役)、黒島結菜さん(春埼美空役)、平祐奈さん(相麻菫役)、深川栄洋監督が大阪での試写会後の舞台挨拶に登壇。

個性溢れるトークの模様をchスタッフがレポートします!

舞台挨拶レポート

サクラダリセット 前篇

▶ 今日は主演の野村周平さん、黒島結菜さん、平祐奈さん、深川栄洋監督にお話を伺いたいと思います。まずは、深川監督、大阪での上映はいかがですか?

監督 今日は本当に緊張して来ました。東京でも一度上映しているんですが、実は客席でお客さんと一緒に観たんです。上映後、お客さんが放心状態でエレベーターに乗っていく姿を見て、なんというか、本当にこの映画が良かったのかどうか、ちょっと不安になって。観てもらったらわかると思うんですけど、野村周平君はいつもの野村周平君じゃなく、「浅井ケイ」っていうすごく知的な一面を披露してるんですね。今からの舞台挨拶で、多分いろんな野村周平が見えると思うんですけど、“浅井ケイ”キャラクターが崩れないか、ちょっと心配しております。

▶ 野村さん、いかがですか?

野村 いや、ただただ失礼でしょ。おかしいでしょ、主演やで(笑)

監督 そうですよね。でも、そんな野村周平を好きなんだと思うんですけれども、この映画の“浅井ケイ”もたぶん皆さんに気に入っていただいたんじゃないかな。

野村 まぁまぁ、そういうことだよね。

▶ 野村さんの新たな魅力を見せていただいたなっていう感じがしています。

野村 すごい!上手くまとめてくださって、ありがとうございます。

▶ とんでもない。ありがとうございます。次に、キャストのみなさんに伺います。登場人物にはそれぞれ能力がありますが、ご自身の役柄の能力と役作りについてどのように工夫されたか教えてください。

野村 浅井ケイは「記憶保持」という能力がありまして、見たもの、聞いたもの、感じたもの、全てを覚えているんです。役作りの工夫は特にないんですが、台詞が結構多かったんで早口で言葉をスラスラと言いながら背筋をピンっとして“浅井ケイ”という人物を作り上げていきました。

黒島 春埼美空は「リセット」で最大3日巻き戻す能力を持っていて、あんまり感情の変化がないんです。感情が表に出ない分、目線の動きとか手の仕草や呼吸とか小さな変化を大事にお芝居しました。リセットしたら美空の記憶はなくなってケイに全部説明してもらうっていう役なので、私よりも野村さんが大変だったんじゃないかなって思います。

 相麻菫はIQの高い女の子で、天真爛漫で相手によって話し方や表情をころころ変える一方で、ひとりになると寂しがり屋な女の子なんです。すごく難しい役柄だったので、こんなに役に対してこだわったのは初めてでした。

▶ 監督は皆さんの能力を描くにあたってどんな点でご苦労されましたか?

監督 リセットの能力でわかるとは思うんですけど、CGや音の効果は視覚効果が使えるんです。ただ、浅井ケイの記憶保持だけはCGが使えず生身の体で勝負しないといけないんで、一番苦労したのは野村周平君だと思いますし、よくやれたなぁと感心します。

▶ 野村さん、台詞を覚えるのも大変だったんじゃないですか?

野村 いや、全然ですよ。覚えないとあかん!ってなったら人って出来るもんですね。案外出来ていましたよね? (監督に問いかける) 観客の皆さん、NGなかったでしょ? (客席爆笑)

監督 NGある映画ってあんまりないよ。NG全部カットするから。

野村 あ、ホントですか(笑)

▶ 撮影中の雰囲気はいかがでしたか?

野村 楽しくやってたんじゃない? おれは精一杯やったつもり。

 野村さんのおかげです!

▶ どんなところか?

 野村さんってすごいムードメーカーで、この通り朝からテンションが高い方なんです。ねぇ?! 結菜ちゃん?

黒島 ずっとこんな感じでしたね。

 みんなを引っ張ってくれました。おかげで共演者が一気に打ち解けた感じです。

▶ 監督は撮影中の野村さんとのエピソードありますか?

監督 僕、そんなに友だちができるタイプではなくて。役者さんもそんなに仲良くしてくれるタイプじゃないんです。野村君ほどこんなに距離感の近すぎる俳優って、12年間ぐらい監督をやっていますけど初めてです。待ち時間にちょっと僕が勉強していると、膝の上に乗っかってくるんです。それも後ろ向きじゃなくて前向きに! 「監督、何やってんの?」みたいな。「次のシーン考えてんだよね〜」とか言ったら、「あっそう。で、監督、何やってんの~?」って。「だから~」みたいな。このやり取りをずっと繰り返していたら、スタッフに怒られました(笑)

▶ 監督が怒られたんですね。

監督 いや、僕に怒りたかったのかもしれないですけど、怒られたのは野村くんです。

▶ 野村さん、どうしてそんなことをしたのですか?

野村 甘えてるようにも見えるでしょ? すごい甘えん坊みたいな。違うんですよ、いじってるんですよ。監督を椅子やと思って座ったら、いつ監督が突っ込んでくれるかな、みたいな。(観客に)そういうのってあるやんな? 関西人は。

監督 東京人としては、ボケを潰してやろうっていう風に思って、何もなかったことに――

野村 東京?? いや、千葉でしょ。

監督 千葉です。東京人の顔してすいません。千葉ですが、ちょっと潰してやろうっていう風に思っていたんですけど。でもこうやって距離感を近めながら、僕が考えていることを探ろうとしているんだろうな、なんて思って。役者さんではなかなかいないタイプだから、面白いなって感じていました。

▶ 独特なアプローチは野村さんにしかできないアプローチですよね。

監督 他の人やったら許せないところがありますね

▶ では、監督、是非ここを注目しながら映画を観てほしいっていうところを教えてください。

監督 今日、前篇を観てわからないところがあった人がいたと思います。この映画は観終わった瞬間に答え合わせをしたくなるのと同時に、後篇を観たくなると思います。もう1回観てみたら、わからなかったところを気づいてもらえると思います。細かなところまで芝居をしていますので、またもう1回隅々まで観てもらえると面白いと思うので是非二度目の味わいを噛み締めていただきたいと思います。

▶ では皆さん、最後に一言ずつお願いします。

深川 前篇は「浅井ケイ」という名の人物に心を合わせて観ていただきました。後篇はガラッと映画の世界が変わります。映画を観ている額縁が変わって、掛かっている壁さえも平和だったんだという内容になっていきます。そんな感覚でもう一度前篇を観てもらって、後篇を楽しみに待っていてください。今日はありがとうございました。

 今日は大阪で朝からロケや取材がありました。また、こうして大阪の皆さんにお会いでき、東京から来てくださっている方もいて、すごく嬉しかったです。これからも『サクラダリセット』をどんどん盛り上げて行きたいと思います。今日はお越しいただきありがとうございました。

黒島 皆さんにこうやって映画を観てもらえて本当に嬉しいです。3月25日に前篇が公開され、5月13日に後篇が公開されるので、映画館に足を運んでいただきたいなと思います。よろしくお願いします。

野村 本日は誠にありがとうございます。関西で試写会をするのは今回が初めてで、皆さんにこうやって自分の出た作品を観ていただくのが本当に嬉しいです。本作はどの世代も楽しめる映画になっていると思います。後篇も5月に公開されるので、後篇が始まるって時に前篇を観直してもらったら面白いと思うので、しっかりと前篇をマスターして後篇に向かっていってください。そして「面白かったなー」とTwitterで呟いてください。タグ付け(#サクラダリセット)をお願いします。本日は誠にありがとうございます。

サクラダリセット 前篇/後篇

  • 【前篇キャスト】
    野村周平 黒島結菜
    平 祐奈 健太郎 玉城ティナ 恒松祐里
    岡本 玲 / 岩井拳士朗 矢野優花 奥仲麻琴
    吉沢 悠 丸山智己 中島亜梨沙 大石吾朗 / 加賀まりこ
  • 【後篇キャスト】
    野村周平 黒島結菜
    平 祐奈 健太郎 玉城ティナ 恒松祐里
    岡本 玲 / 岩井拳士朗 矢野優花 奥仲麻琴 八木亜希子
    吉沢 悠 丸山智己 中島亜梨沙 / 及川光博
  • 監督・脚本:深川栄洋
  • 原作:河野 裕「サクラダリセット」シリーズ(角川文庫/角川スニーカー文庫)
  • 主題歌:flumpool「ラストコール」(A-Sketch)

STORY 「リセット」たった一言。それだけで世界は最大3日分巻き戻る―
特殊な能力を持つ人々が約半数を占める<咲良田>。街を出ると能力は使えなくなるが、その力は<管理局>によって慎重に、監視・制御されていた。17歳の高校生、浅井ケイは<記憶保持>の能力を持っていた。春崎美空は、世界を最大3日分巻き戻す=<リセット>できるが、それはケイと共に行動することで初めて成立する能力だった。ケイは、自身の力がきっかけで2年前に死んでしまった相麻菫の再生を今も祈り続けていた。そんなケイの前に、<モノを消す>能力を持つ村瀬陽香と<記憶操作>を可能にする岡絵里が立ちはだかる。一方、高校のボランティア活動=<奉仕クラブ>の一環で、<写真に入る>能力を持ちながら、それを奪われてしまった老人、佐々野宏幸からのある依頼によって、ケイと春崎は、未来を知る力のある<魔女>と呼ばれる老婆と出逢う。<魔女>の助言によって相麻をよみがえらせる糸口を掴んだケイは、<声を届ける>能力を持つ親友・智樹らとともに<管理局>相手に禁断のアプローチを開始する。かくして、相麻菫はよみがえったかのようにみえた…だが、ケイたちは驚くべき真実に遭遇する。〝相麻菫の再生〟こそが、すべての始まりだったのだ―

【前篇】3.25(土)【後篇】5.13(土) 2部作にて全国ロードショー

OFFICIAL WEBSITE

©2017映画「サクラダリセット」製作委員会

取材を終えて

ch STAFF
ゆうちゃん
高3
映画ではすごくクールな野村さんでしたが、舞台挨拶では大阪弁で会場中を大爆笑させていました。撮影中の楽しいエピソードを聞いて、野村さんがクラスメイトだったら絶対学校生活が楽しくなる!と思いました!
ch STAFF
ともか
高2
野村周平くんと平祐奈ちゃんが関西出身なので、関西のことで話が盛り上がりました! 監督さんとキャストの皆さんがとても仲が良く、会場で笑いが起ったりととても楽しい舞台挨拶でした!

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2016.02.26