『新宿スワンⅡ』園子温監督 | 綾野剛さんとの友情、暗い高校時代&美しい初恋の記憶

新宿スワンⅡ 園子温監督 ch FILES

綾野剛さん演じる“白鳥龍彦”を主人公に、新宿・歌舞伎町に生きるスカウトマンたちのバトルを描いた『新宿スワン』。

待望の新章が公開され大ヒット上映中の園子温監督にchスタッフがインタビュー!

新宿スワンⅡ|interview

園子温監督

『新宿スワンⅡ』を監督したのは
綾野剛くんとの友情があったから

▶ 映画が完成した感想はいかがですか?

僕は客観的で、撮影して編集したら自分の作品は絶対に見返さないんです。撮ってしまった作品を観るのは苦痛。映画祭とかで観なきゃいけない時は目をつむっているし、上映が始まったら外に出ちゃう(笑)

▶ 前作の撮影時と何か変わったことはありましたか?

今回新章を引き受けたのは、前作の撮影以来、綾野剛くんと週1くらいで一緒に飲む仲になっていたので、綾野くんとの友情というのが大きかったんです。作品は、もう綾野くんが白鳥龍彦のキャラクターを作り上げているし、ムードメーカーでいつも元気に現場の雰囲気を作り上げてくれるから、僕はもう脚本に従って撮ることに専念しました。アクションシーンでは台本に「アクションをする」としか書いていなかったので、僕もアイデアを出しました。

▶ 歌舞伎町でホストの顔写真が載っている大きなパネルが一気に倒れていくアクションシーンは一番テンションが上がりました! 綾野さんが挟まれないかドキドキしました。

パネルが倒れていく中を綾野くんが走り抜けていくところは、僕がアイディアを出したアクションシーン。宮崎駿作品の主人公が走る後ろからどんどん階段が崩れていくシーンみたいで、撮っていて純粋に楽しかったですね。綾野くんは身体能力が高いから心配は全然しなかったですよ。本人は必死だったみたいだけどね。

▶ 私は関玄介が好きなのですが、監督が好きなキャラクターは誰ですか?

誰が好きというのはないけど、とにかくそれぞれ個性の強い登場人物がたくさんいるよね。ちなみに関を演じた深水元基くんとはずっと友達で、背が高いので僕の家の天井の電球をいつも替えに来てくれています(笑)

▶ 今後撮りたい映画のイメージはありますか?

最近生き急いできた感じがあるから、今後は自分のオリジナル作品だけを撮ろうと思っています。あと3本、どうしても撮りたい作品があるので、ちゃんとゆっくり時間をかけて脚本を書きたいですね。それが撮れたらもういいかな。どこか遠くの島で海を見ながらのんびり暮らしたいです(笑)

図書室にこもって
本を読みあさった高校時代

▶ 高校時代はどんな感じでしたか?

明るい青春はひとつもなかったです。愛知県だったんだけど、学校も嫌だし親も嫌だし親戚も嫌だし。だから17歳の時に家出して東京に飛び出してきて。学校は授業に出ないで大抵図書館にこもっていました。学校の図書館はすごく活用して、「詩集大全集」など片っ端から本を読みあさっていましたよ。授業前に教室から僕の机もイスも全部出してしまって、先生から完全に存在感を消して(笑)

▶ その頃好きな人はいなかったんですか!?

それはいたよ。でも僕なんて成績は下から数えて1位だし、本当にどうしようもなかったからね。初恋は小6の時のミツコさんという方で、遠くから眺めていただけの、いまだに美しい記憶です。今でも作品にミツコという名前で登場するヒロインは全部彼女のイメージ。

▶ 高校生のうちにやっておいたら良いことがあれば教えてください!

今思うとですが、英語はやっておけば良かったと思いますね。どんな場面にでも役に立ちますから。あと、もし今の段階で自分の目指す方向が見えているなら、早いうちから勉強していった方が得かなと思います。

新宿スワンⅡ

  • 原作:和久井健『新宿スワン』(講談社「ヤンマガKCスペシャル」所載)
  • 監督:園子温
  • 出演:綾野剛、浅野忠信、伊勢谷友介、他
  • 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

STORY 一文無しで歌舞伎町にやって来た白鳥龍彦がスカウトマンとして成長し、ライバルの秀吉の死を描いた前作から1年。シマを広げるために横浜進出を目論む新宿バーストとそんな新宿を飲み込もうとする横浜ウィザードが全面戦争に突入。男たちのガチの闘いが再び始まる!

1.21(土)全国ロードショー

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©2017「新宿スワンⅡ」製作委員会

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2016.02.26
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