「先がまったく読めない…」 話題のマンガ家&起業家 株式会社なつやすみ・かっぴー社長

株式会社なつやすみ かっぴー社長

先日発売された『SNSポリスのSNS入門』ではTwitterやFacebookユーザーの“あるある”をゆる~く指摘し、人々の潜在的な心を揺さぶる話題の作者、漫画家かっぴーさんこと伊藤大輔社長にch高校生スタッフがお話を伺いました!

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社長に会いたい 第19回

株式会社なつやすみ
かっぴー社長

Q. どんな会社か教えてください!

漫画家「かっぴー」としてマンガを描いている会社です。企業からの依頼で描くマンガを収入の軸にしながら、『左ききのエレン』など自分の本当に描きたいマンガを描いている、変わったタイプの漫画家だと思います。事業計画は未知数。先日、糸井重里さんが「これからが一番楽しみな会社」と言ってくださったのですが、この後どうなるかはまったく読めません(笑)

Q. 高校~起業までの経緯は?

高校生の頃は、広告の仕事で企画を考える「アートディレクター」になりたいと思っていました。ただ、将来はトップの代理店の人たちと一緒に仕事がしたかったので、比較的得意だった美術を武器にしようと思ってムサビ(武蔵野美術大学)に進みました。

卒業後、広告代理店でデザイナーとして6年働いた時に、広告代理店でも自分のアイデアは活かせないと思い、面白法人カヤックという会社に転職して1年半働き、その後独立しました。会社で働いていた時もマンガの仕事は受けていたので、起業がしたくてというよりは “サラリーマンを辞めたくて” 起業したという方が大きかったです。

Q. 将来に悩んでいる高校生にアドバイスをください!

自分の力が一番高く買われる場所がどこかを見極めることが大切かなと思います。正直、高校生の頃から社会人6年目まではすごい辛くて、 ずっと我慢して生きていました。社会ってみんな一つの物差しで人を測り過ぎで、何かが欠けているとすぐ「ダメだ」って言うけど、何かが欠けているということは他の能力が突出しているはずだから、もっとそっちに目を向ければ良いと思うんです。

僕は社会人になって「アイツはデザインもたいしてできないし遅刻もするし仕事も断るし、社会人としてなっていない」と言われていたのですが、幸い僕の能力を見つけてくれた上司に出会って、変わりました。

Q. 高校生のSNSの使い方についてどう思いますか?

僕は意外と考えが古いので、もう少し学校生活を楽しんでも良いんじゃないかなぁと思ってしまうところはあります。SNSが使えることって、英語ができるとかと同じように、一つのリテラシー(能力)だから、SNS以外にどんな武器があるかが大事だと思うんです。

英語ができるからと言ってNYに行っても、周りは全員英語が話せる人ばかりなのと同じで、SNSの国に住んだら、次はそこで何ができるかが問われるでしょ? 僕はSNSの国に少しの間住んでた時期があったので、『SNSポリスのSNS入門』は帰国子女的な感じで、海外旅行のガイドブック『地球の歩き方』をイメージして書きました。

Q. 高校生のうちにしておいたら良いことは?

高校生って、自意識が目覚めて“何者かになりたい” 時期。今WEBで連載している『左ききのエレン』はまさにそんな高校時代~社会人までの時期を描いているんですが、例えば恋愛でフラれたり、泣いてもどうにもならないことが増えて、自分の限界が見えてくる。中学までは石原さとみとワンチャン結婚できるかも、と夢見ていたのが、高校になるとそれはないなってわかるじゃない(笑)。

僕は英語が勉強したくて高校の国際語科に入ったけど、同級生は帰国子女ばかりで完全に挫折を味わいながら、自分にできる道を探しました。自分の能力の持ち札が少なかったから、自分には何が向いていて何ができるのかはずっと考えていましたね。

 

かっぴー社長に聞く
社長になるために必要な3つのこと

  • よく寝坊・遅刻をすること

    寝坊・遅刻をする人って、究極のワガママなんですよね。そういうタイプって、「あ、すみません! 今向かってます!」と言いながら絶対に慌てないし。

  • 仕事を断ること

    嫌だったらやらない、と割り切れないとやっていけないです。仕事が進んでいても途中で少しでもストレスを感じたらやめて断ることもあります。

  • 会社員に向いていないこと

    規律が守れて、雇われるのが向いているならそれに越したことはないのですが、僕はどうしても意味のない無理はしたくなかったんです。

 

株式会社なつやすみ かっぴー社長

かっぴー(伊藤大輔) Daisuke Ito
’85年、神奈川県生まれ。31歳。漫画家。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業後、大手広告会社にアートディレクターとして6年勤める。面白法人カヤックに転職して1年半働いた後、’16年2月に「株式会社なつやすみ」を立ち上げ、独立。代表作は『SNSポリスのSNS入門』、『おしゃ家ソムリエおしゃ子! 』、『左ききのエレン』。週刊SPA!で『バズマン』連載中。

 
 
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取材を終えて

ch STAFF
関東
キャスター
高3
みんなが共感できる“あるある”を見つけ出し、面白く調理される才能がすごい!
ch STAFF
関東
みなみ
高3
自分にできないことを認め、逆に自分にできることに目を向けてどう活かすかを高校時代から考えておられた姿勢を見習いたいです!
 
ch FILESでは、取材に参加してくれる「chスタッフ」を募集しています。
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株式会社なつやすみ かっぴー社長