映画『溺れるナイフ』主演・菅田将暉さん “使命感”を感じられるものが欲しかった高校時代

溺れるナイフ 菅田将暉

10代の切なくも熱い、破裂するような恋模様を描いたジョージ朝倉さん原作のコミック『溺れるナイフ』を小松菜奈さんと菅田将暉さん主演で映画化。

今、出演作が相次ぐ人気俳優・菅田将暉さんにch高校生スタッフがインタビュー!

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映画『溺れるナイフ』

菅田将暉

大人が嫉妬するような2人の距離感
10代にしかない熱量を感じて

 
……観終わった後もずっと余韻が残って映画のことを考えてしまう、今までに観た恋愛映画とは違うとても素敵な作品でした!

ありがとうございます。僕もはじめファンタジーだと思っていたら全然違っていて、少女コミックにもこういうジャンルがあるんだって思いました。とてもリアリティがあって良い意味で裏切られました。これを高校生たち、特に女の子たちが観るとどう思うのかなと思っていたので、映画を観ていろいろ考えてもらえたというのはとても嬉しいです。

……はい、とてもリアルでした!

キスシーンと言っても壁ドンの“か”の字もないような、想像を超えたキスになっているし、愛でも恋でもない、大人が嫉妬するような情熱的な距離感なんですよね。10代にしかない熱量が詰まっていると思います。

溺れるナイフ

……作品によってさまざまな役を演じられる菅田さんですが、役の切り替えはどうされているんですか?

お芝居には矛盾があって、感情を使うエンターテインメントなんだけど、自分の好きなタイミングでは演じられないんですよね。僕らは素材。だから、技術的なことはもちろん家で練習しますが、基本的に役は家に持ち帰らず、「菅田将暉」として現場に行って、「よーい、スタート!」と撮影の合図がかかった時に自由になれるように準備して挑んでいる感じです。

……自分の本名を一瞬でも忘れることはありますか?

それはないかもしれないですね。僕は「菅生大将」(本名)として人生を作品で残している感覚でいるから、本名が消えることはないかな。

 

“今これをやらなきゃ死ぬ”という程
使命感を感じられるものを求めた高校時代

 

……高校生の頃はどんなことを考えておられましたか?

何も(笑)。つまらないなーとか。地元の家から学校までのいつもの見飽きた景色の中で、ワーワー騒ぎながらもどこか退屈で。高3の時に『仮面ライダー』出演の話をもらってこの世界に入ったのですが、その時にやっとやるべきことが見つかった気がします。地元では音楽やファッションのことを共有できる人もほとんどいなかったので、東京に出て来ていろいろな人と出会って、解放された感じはありました。

……どんな学生でしたか?

そんなに目立つタイプではなく、下ばかり見て歩いていました。僕は欲深いのかもしれないけれど、今これをやらなきゃ死ぬというくらいの使命感を感じられるものが欲しかったんです。好きな人ができてフラれたとしても上手くいったとしても、そこから先、すぐに家庭を持つわけでもないし、そんな経済力があるわけでもないし。

……高校生の頃の経験が、役に活かされることってありますか?

それはたくさんありますよ! 例えば今回は水の中に潜る撮影があって、もう、死ぬんじゃないかというくらい本当に何度も“溺れ”ながら撮影したのですが(笑)、これも学生の頃にずっと水泳をしていたからできたことですし。習い事は好きでいろいろやっていて、高校の頃はアメフト部で精神力が鍛えられたし、経験は何でも役に立つと思います。

……最後に高校生読者にメッセージをお願いします!

スポーツでも恋愛でも、今できることは今やって欲しいなと思います。好きな人と会えるなら会って欲しいし。「受験生だから菅田さんの映画やドラマが観れない」と言われることもよくあるのですが、それも嬉しいけど、僕は観たいなら観て、それから勉強を頑張れば良いと思っています。抑制して鍛えられることもあるけど、したいことをして、目標も叶えるのが一番だと思うから。
 

ヘアメイク:AZUMA@MONDO-artist(W)
スタイリスト:スタイリスト伊藤省吾(sitor)

 

ch STAFF
関東
かな 高2
取材はとても緊張しましたが、菅田さんの演技や役に対する想いを聞くことができ、本当に貴重な時間を経験させていただきました。『溺れるナイフ』は今までのラブストーリーと違い、最初から最後まで映画の世界に惹き込まれ、観終わっても映画のことを考えてしまう魅力的な映画。夏芽ちゃんとコウちゃんの何気ないやりとりにリアルな何かを感じるはずです!
ch STAFF
関東
よしか
高2
他の雑誌社の方とも一緒に取材させていただき、とても緊張しましたが、高校生の私たちにも菅田さんはきちんと向き合ってお話してくださいました。映画に関する想いや学生時代のお話…特に学生時代の心の中に抱えた“解放されたい”と思っておられた気持ちはとてもリアルに響きました。『溺れるナイフ』がたくさんの高校生にシェアされるといいな!

 

溺れるナイフ

ティーン誌の人気モデルの夏芽は東京から引っ越して来た田舎町で、地元の神主一族で光のようなオーラを放つ少年コウと出会う。自由で傲慢なコウに反発しながらも強く惹かれていく夏芽。コウもまた、夏芽の美しさに自分と同類の“無敵の力”を感じ、二人は付き合い始める。ところが…。

  • 監督:山戸結希
  • 原作:ジョージ朝倉『溺れるナイフ』(講談社「別フレKC」刊)
  • 出演:小松菜奈、菅田将暉、重岡大毅(ジャニーズWEST)、上白石萌音、他
11.5(土)全国公開

映画オフィシャルサイト

©ジョージ朝倉/講談社 ©2016「溺れるナイフ」製作委員会

 


 
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溺れるナイフ 菅田将暉