OLDCODEXのYORKE.さんから高校生へのメッセージは…「ない! 別にないんだよね(笑)」

OLDCODEX

Vo.とPainterという異色の2人組ユニット、OLDCODEXのPainter・YORKE.さんにch高校生スタッフがインタビュー。

OLDCODEXは現在、4thアルバム『Fixed Engine』を引っさげたツアーの真っ最中!

インタビュー

YORKE.(OLDCODEX)

Painterとしての音楽活動
絵を描く手は脳の奴隷

 
―OLDCODEXとして活動を始めてから、どんな心境の変化がありましたか?

ひとりでできないことをやり始めた、ということを時間が経てば経つほど実感しています。OLDCODEXという名前で待ってくれるファンのことを考えると、もっと大きい絵を描きたいと思うようにもなりました。そもそも俺は絵を描くのがあまり好きではなくて、思いついたことを人に伝えるための手段として絵を描いているんです。だから思いついた瞬間に「大変なことを思いついちゃった」って絶望に襲われて、俺のクリエイティブはそこで終わります。後は手が脳の奴隷になって作業をする感じです。そのために手は大事にしていますし、自分の頭脳のアイデアが逃げないためのフィジカルを作るために体を鍛えたりもしています。そういうところを自分で意識するようになったところも大きいかもしれません。あとは、Ta_2(Vo.)がイメージしたものを具現化することも俺の仕事だから、自分だけで完結しないところは魅力的です。自分ひとりだけだと「どうせ人に伝わらないだろう」と諦めることがありましたが、OLDCODEXの活動を始めてからはお客さんにどうやって伝えようかとすごく考えるようになりました。ファンからもらうファンレターも俺の背中を押してくれるし、素敵な出会いもたくさんあるからずっと活動を続られている気がします。

―今後の目標を教えてください!

まずは今やっているツアーを最後まで加速しながら走り続けて、それが終わってからその先の目的地が見えてくるのかなと思います。今でも武道館や台湾でのライブを思い出して、成功だったのか、まだできることがあったんじゃないかと考えていて、それをこのツアーでは進化させていこうと思っています。

―ライブで緊張する瞬間はどんな時ですか?

大きな舞台や小さな舞台は関係なく、お客さんがひとりでもいると緊張します。俺は自分が人にどう見られているかは全く気にならないのですが、自分の伝えたいことがちゃんとお客さんに伝わっているのかにすごく敏感。武道館は広いから遠くのお客さんの顔までは見えないけど、小さいライブハウスだと距離が近くて、俺の伝えたいことが届いていない時のお客さんの反応がダイレクトにわかるので、実は小さいライブハウスのほうが緊張するかもしれません。

―ライブ前や日常で欠かさずやっている習慣はありますか?

たくさんありますね。食事はほぼ毎日同じものを食べていて、朝起きたらすぐヨーグルトを食べるようにしています。ケガをすることが多いので、ケガをしない体を作るためにジムに通ってトレーニングもしています。ライブの時だと、始まる30分前に必ずサプリメントを26粒飲むのですが、それを飲むと次の日の疲れの回復が早くなるので、2daysの時は特に助けられます。そして5分前になったらタバコを1本吸ってステージに立つ、というルーティンを毎回やっています。

―作詞も担当されていますが、歌詞はいつもどのように書いていますか?

まず最初に自分の経験を捨てます。考えてしまうと視野が狭くなってしまうので、言葉が感覚で浮かんでくるのを待つためにひたすら車に乗ります。デモ音源を聴きながら同じ道を何回も回るので、おまわりさんに止められて「何やってるの?」「ちょっと考えごとをしてて…」というやり取りはけっこうあります(笑)。そういう感じで、曲が導いてくれる言葉を待つことが最近は多いです。

―ペインティングの時のクセはありますか?

マイクのコードに足がよく引っかかる(笑)。ペイントに夢中になっているとコードに足が引っかかってマイクを落として壊してしまい、奥にいるスタッフが「またやったよ」って顔をするんです。夢中になりすぎて周りが全く見えなくなった時にけっこう良い絵が描けたりするのですが、もう少し周りが見える大人になれたらいいなと思いながらペイントしています。でもそれぐらい理性を無くしてくれるようなファンがいるから、ファンに嘘をつかずに夢中になってペイントをしたいという気持ちもあります。
 

赤い絵の具はトマト? 血?
五感に訴えかけるペイント

 
―YORKE.さんが思うペイントの魅力を教えてください。

音楽と同じような魅力があると思います。音を聴いて楽しくなったり悲しい気持ちになることがあるように、線と色を見て笑ったり泣いてくれる人がいるし、人によっては赤い絵の具がトマトに見えるけど、真っ赤な血に見えたりする。ペイントは、音とは違う形で五感に訴えかけられるもの、自分の感情をダイレクトに表せて人に届けられるものだと思います。

―Vo.のTa_2さんの歌声にはどんな魅力があると思いますか?

楽器みたいなところかな。普通は悲しいとか喜んでいる気持ちが声にそのまま出るものだけど、Ta_2は自分の感情では歌わずに喉で表現できる。実際に彼は悲しくないんだけど、悲しい感情を歌に乗せられるのはすごいと思います。

―制作で行き詰まったときのリフレッシュ法はありますか?

行き詰まることはないです。そうならない日常を常に過ごしているので、もしそういう日が来たら俺はもう活動をしないと思います。行き詰まることって自分の可能性を諦めていることだと俺は思うんです。昔は諦めることもありましたが、大人になってからはより自分の可能性を信じるようになりました。俺にとって“作ること”は“生きること”だから、行き詰まるのは死ぬことに近いと思います。高校生の時にバスケをやっていて挫折を味わい諦めたけど、大人になって冷静に振り返ると周りのスピードに自分が合わせようとしたら、それは上手くいかないよなって気づきました。自分ができるスピードで続ければ、必ず達成できると信じてます。

OLDCODEX

OLDCODEX YORKE.さん
ch STAFF ひらり(高2)/すずろ(高3)/ことせ(高2)

―最近一番笑ったエピソードはありますか?

キャンペーンで札幌に来てカフェで休憩していたら、俺のマネージャーがタバコを吸いながら「いやー、北海道の空気上手いなぁ」って言ったんですけど、「それってタバコの煙が美味しいんじゃないの?」って思ってかなり笑いました(笑)。周りに注目してみると人って意外とおもしろくて、少し抜けているところが実はその人の可愛いところであったり、本質が出ていると思います。

―高校生に向けてメッセージをお願いします。

ない! 別にないんだよね(笑)。高校生の頃を振り返ると、大人に何か言われて「その通りだな」と思ったことがなくて。だけど俺の生き方は誰もやったことがないことだから、何かに迷ってる人がいたら大丈夫だよって言いたいです。「ない」っていう答えは新鮮ですよね。俺は高校生の頃、大人になることにびびっていました。大人の言うことも聞かなかったですし。でも大人になると楽しいことがたくさんあることに、いずれみんな気づくと思います。

 

OLDCODEX オルドコデックス

’09年結成。Vo.のTa_2とPainterのYORKE.という異色の組合せの特性を生かし、サウンドとペイントを織り交ぜた視覚をも楽しませる作品を打ち出している。ユニット名は「OLD」「CODEX」=「古い」「聖書などの写本」という意味を持つ造語。ロックは西洋からの借りものだが、その中で自分たちだけのものを作りたいという意味を持って名付けられた。


「Fixed Engine」(通常盤)
¥3,024
now on sale

OLDCODEX Tour 2016-2017
“FIXED ENGINE”

10/30(日)新潟県民会館
11/6(日)Zepp Sapporo
11/11(金)Zepp Nagoya SOLD OUT
11/12(土)Zepp Nagoya SOLD OUT
11/18(金)なんばHatch SOLD OUT
11/19(土)松山市総合コミュニティセンター
11/22(火)神戸国際会館こくさいホール
12/3(土)【ソウル】Yes24 LIVE HALL
1/14(土)日本武道館
1/15(日)日本武道館

OLDCODEX Official website

 

取材を終えて…

ch STAFF
北海道
ひらり
高2
すべての質問に対していねいに答えてくださって、その答えの中にファンへの愛情が垣間見えて本当に素敵な方だなと思いました! そういうYORKE.さんだからこそ、多くのファンがついていくのだなと感じました。「高校生へメッセージをお願いします」という質問に「ない」と即答されたときはYORKE.さんらしいなと思いました(笑)
ch STAFF
北海道
ことせ
高2
いままでYORKE.さんが伝えたいことを歌詞から読み取っていましたが、今回インタビューさせていただいて、YORKE.さんの価値観や発想がとてもおもしろくてすごく刺激的でした。多くの人に夢や希望を与えているYORKE.さん、OLDCODEXさんにこれからも注目です!
ch STAFF
北海道
すずろ
高2
憧れのYORKE.さんにお会い会いして、いろいろなお話を聞かせていただき、今までの自分にはない考え方がたくさんあってとても新鮮でした。悩み相談にも親身に答えてくださってとても嬉しかったです。YORKE.さんの「出会い」の中に入れたことがとても嬉しいです!(笑)。自分の夢を追いかける原動力になりました!

 


 
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