企画、ブッキング、ホスピタリティー…夏フェスは「イベンター」の総合力が問われる集大成

イベンター
シゴトFILES vol.16

イベンター

誰もが楽しめる「最高の空間」を創り上げる仕掛人

 

夏本番! 海行く? 山行く? いや、夏といえば夏フェスでしょ! 夏の風物詩として定着している夏フェスは、今や全国各地いたるところで行われている。毎年欠かさず参加している人もいれば、各地のさまざまなフェスを渡り歩いているファンもいるだろう。

そんな、我々の心を掴んで離さない魅力的なイベントも、当然ながらそれを支える仕掛人や裏方がいてこそ成り立っている。「イベンター」は、ライブやコンサートをはじめとしたイベントの、企画から会場の手配、アーティストのブッキング、スタッフ集め、チケットの管理まで、興行全体を仕切る責任重大な仕事である。

ある時はクライアントの要望に応じて、またある時は自ら企画を持ち込んで、会場の設営から宣伝プロモーションなどのプランを立ててイベントを成功に導くのがその役割だ。

会場やスタッフたちとのやり取りはもちろん、予算管理やスケジュール調整など、イベント運営に関するすべてに責任を持って取り組まなければいけないのでプレッシャーは相当なもの。しかし、楽しんでいる客たちの笑顔やイベントを無事に成功させた後の達成感は何物にも代えがたいはずだ。

 

多くの現場を体験することが大切

 
イベンターへの道はさまざまだが、専門学校で音楽知識やイベント運営に関する知識を学びつつ、実際に行われているプロのコンサートやイベントなどでアルバイトをして現場を経験するのが近道だ。

卒業後は、イベント会社やレコード会社、広告代理店など、イベンターとして活躍できる場は多くある。なかにはミュージシャンやライブスタッフなどから転身する者もいる。

仕事では、アーティストや運営スタッフとの綿密な打ち合わせを通して信頼関係も築いていかなければならない。知識だけでなくコミュニケーション能力も必須なのだ。

 

必要なのは体力と根性、そして好奇心

 
イベントの魅力は、ステージでの音楽やパフォーマンスだけでなく、それを楽しむ「空間」そのものである。来場した客に自信を持って「この場を楽しんで!」と言えるような空間を創るために、自分自身もさまざまなライブを体験することが大事。

小さいイベントから大きいイベントまで日常的に足を運んで、研究し吸収していく好奇心やフットワークの良さが求められるのだ。
 

イベンターになるには?


コンサート・イベント科や音響科などのある学校で学んで知識を習得しイベント会社などに就職。多くの現場を体験して技術や人脈を広げていこう。

 

こんな人が向いている!


企画やアイデアを出すことが得意で、みんなで集まったときには仕切り役が多いような人には向いている。物事を段取り良く進める計画性も必須だ。

 
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文と絵:デヴォン山岡

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