熱意とアイディアでまだまだ面白い番組は作れる! 番組制作の責任者「テレビディレクター」

テレビディレクター
シゴトFILES vol.14

テレビディレクター

テレビ番組の出来は
ディレクターの腕で決まる!

 

最近は「テレビがつまらなくなった」などと言う人が多いが、私なんかは子供時代からテレビが大好きで、もちろん今のテレビ番組も心の底から楽しんで観ている。

確かに昔に比べて規制も多いし、尖った演出も少なくなったかもしれないが、決められたルールの中で工夫しながら制作された刺激的な番組はたくさんある。

テレビには、その時代だからこその表現や楽しみ方があり、我々視聴者の見方も時代によって変わっているのだ。

そういう意味で、ネット社会と言われている現代でも、テレビは重要なメディアであり最先端であると私は断言できる。

そんなテレビ番組の出来映えは、すべてディレクターの腕にかかっていると言っても過言ではない。番組制作における「監督」や「指揮官」、「演出家」といった役割なのがこのテレビディレクターという仕事。つまり現場の責任者だ。

企画から台本、演出、照明や映像に至るまで細かく指揮を取りながら収録を行い、収録後も企画内容に沿ったカタチにすべく編集作業が行われる。すべてのピースを組み合わせて「番組」を完成させ、エンターテインメントとして視聴者に伝えるという、まさにテレビ制作になくてはならない存在なのだ。

 

アシスタントディレクター
として経験と人脈を得る

 
テレビディレクターになるには、大学や専門学校で映像の知識を習得し、テレビ局か番組制作会社に就職。まずはアシスタントディレクター(AD)として現場の経験を積んだのちにディレクターに昇格するという流れが一般的だ。

番組制作の現場は過酷なイメージがあるが、まさに好奇心と体力がモノを言う仕事なのは言うまでもない。

さまざまな部署が連携して一つの番組を作るチーム作業ゆえに、コミュニケーション力や柔軟さも求められるが、現場経験を重ねることで対応力も身に付くだろう。

また、下積み時代に出会う様々な人々との人脈も構築し、今後のために顔を売っておくというのも、面白い番組を生み出すディレクターへの第一歩だと言える。
 

厳しい世界だからこそ
やりがいも大きい

 
「テレビ離れ」がささやかれ、またテレビの内容に人々が厳しい声を上げることも多い。

視聴率を獲得しなければ、番組が打ち切りになってしまうこともあるなど、華やかな業界だからこそ厳しい面もたくさんあるテレビ制作の世界。

しかし、自分のアイディアを「番組」として全国の人に届けることができる喜びや多くのスタッフで力を合わせて一つの番組を完成させることは、大きなやりがいに繋がるだろう。
 

テレビディレクターになるには?


テレビ局の制作部門に就職し、ADとして数年間の経験を積む。または、広告業界や制作プロダクションでディレクターから転身するケースもある。

 

こんな人が向いている!


必要なのは知力と体力、規則正しい生活や希望の休日が得られることは難しいかもしれない。なによりも面白い番組を作ろうという熱意がもっとも必要だ。

 
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文と絵:デヴォン山岡

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