札幌を中心に活動するシンガーソングライター・なかにしりくさんにch高校生スタッフがインタビュー。
4月17日にリリースされたソロ初作品『yellow knife』は高校生必聴だ!
インタビュー
なかにしりく
“なかにしりく度”が濃く抽出されていて
「なかにしりく」の代名詞になる作品
▶︎ 今作について教えてください。
3年前にバンドとして活動していた「なかにしりくトリオ。」を解散してから、本格的にソロ活動を始めたんですけれど、ソロとしてようやく出来た初めての作品です。タイトルの『yellow knife』はオーロラで有名なカナダの街の名前です。去年、僕はその街で見たオーロラにすごく感動したんですけれど、今作はその気持ちをパッケージしたような感じかな。4人編成だったバンドよりも“なかにしりく度”が濃く抽出されていて、「なかにしりく」の代名詞になる作品だと思うので、世代に関係なく多くの人に聴いてほしいです。オススメは1曲目の『ただもし』です!
▶︎ 制作は大変でしたか?
今作は歌を自宅で、バンドサウンドの曲は札幌スクールオブミュージック&ダンス専門学校のスタジオ、アコースティックの曲はstudio ONIONでレコーディングしています。専門学校のスタジオは機材が揃っているので、バンドサウンドを録るには最高の環境でした。歌を自宅で録音したのは、制作の期間を設けなかったからなんですけれど、ゆっくりと取り組むことができた反面、締め切りがないので何十テイクも録り続けることになりました。“3年ぶりの作品なのに、このテイクでいいのか…”という葛藤から、なかなかOKテイクを決めることができなくて、自分を追い込むようにテイクを重ねていました。去年の秋ごろのことなんですけれど、振り返ると歌のレコーディングは大変でした(笑)。今作には僕が音楽活動を続けてきたなかで知り合った10人のミュージシャンが参加してくれました。おかげでアルバムの印象がカラフルになったし、たくさんの人間が集まって1つのことに取り組む時に生まれるパワーって凄い! とあらためて感じました。
▶︎ 今後の活動目標を教えてください。
宮﨑あおいさんの主演映画の主題歌を担当すること! 明確でしょ?(笑)。自分で曲を作って歌う活動の他に、僕の音楽が誰かの作品に使ってもらえたら嬉しいので、映画だったり、舞台だったり、CMだったり、いろんなシーンで流れてくれたらいいなと思っています。

【L to R】ch STAFF かりんりん 高3・みーりーか 高3/なかにしりくさん/ch STAFF 萌香 高3・かほ 高2
恋せよ! 飯食え! インド行け!
やりたいことは睡眠時間を削ってでも全部やれ!
▶︎ 各地へ旅に行かれていますが、オススメの土地を教えてください。
インドをオススメします! 異文化を学べるとか、いろいろあるけれど、とにかくインドでは米にがっがりさせられました(笑)。雑味が強い米でカレーを食べながら、旅を楽しんでいたんですけれど、日本に帰ったらチェーン店の牛丼が食べたいと強く思っていました。インドに行くまではお腹を満たすだけの店だったのが、帰国後はオアシスに見えたんです。もちろん食事だけではないんですけれど、米一つとっても日本が如何に恵まれた環境なのかを身をもって知ることができた国がインドでした。貧富の差とか過酷な生活環境とか頭で理解したつもりでも体験をしなければ本当に理解できないことばかりだと思うので、学生さんはインドに行くべきだと思います。
▶︎ 高校生にメッセージをお願いします。
恋せよ! 飯食え! インド行け!(笑)。高校生の時の後悔といえば恋なんです。野球ばかりやっていて彼女がいなかったのは切なかったなぁ。受験勉強の時期に告白されたんだけれど、勉強を理由に断っちゃったのが後悔かな。高校生で1番楽しいことって、恋じゃないんですか?(笑)。勉強も大事だろうけれど、興味があることは睡眠時間を削ってでも全部やったらいいよ!
なかにしりく riku nakanishi
独特のメロディラインをもつ楽曲と、耳心地のよいながらも少しクセのあるハスキーな歌声が特徴のシンガーソングライター。ギターやピアノでの弾き語り、デュオ、トリオなど様々な形態で演奏。彼の特色である女性のように繊細なファルセットは聴く者を魅了し、「なかにしりく」の世界へとトリップさせる。
yellow knife
¥2,000(tax in)
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