感動の二部作、ついに完結! 『ちはやふる』で主人公・綾瀬千早を演じる広瀬すずさんにch高校生スタッフがインタビュー! 映画の観どころや、役作りで心がけたことなどを教えていただきました。
映画 | インタビュー
『ちはやふる』 広瀬すず
女子としては少し残念な千早
親近感がわいて愛おしく思う
―『ちはやふる』は人気コミックの実写映画化ですが、やはり原作を意識して役作りをされましたか?
原作ファンの方には千早のキャラクター像がしっかりとあると思うんですけど、私はそこにとらわれすぎないように、あえて原作を読まないようにしました。「こういう演技をしよう!」と構えすぎてしまうと、自分の感情を中心にして動いてしまい思うような役作りができなくなってしまうので、あまり考えすぎないようにしているんです。撮影が終わって今マンガを読み進めているんですけど、ようやく8巻までたどり着きました(笑)。少女マンガだけどスポ根で、とてもコミカルな作品だと思いました。
―千早を演じるうえで心がけたことはなんですか?
初めて役の話を聞いた時、背が高いロングヘアの女の子ということで私とは正反対だし、「無駄美人」と呼ばれていて女子としては少し残念な子だなと思いましたが(笑)、演じていくうちに「周りにこういう子っているよね」と思えるところに親近感がわいて、それがすごく愛おしいと感じました。身長が167センチもある設定なのでなるべく体を大きくみせようと心がけたり、千早の根底にある、太一と新の3人でかるたをやりたいという一途な思いと、かるたを愛してやまないところが強さでもあり魅力なので、それを忘れないようにしました。
―「ちはやふる-下の句-」で好きなシーンを教えてください。
〔下の句〕では「個人戦でも団体戦」というセリフがあるんですが、個人戦でもみんな一緒に戦っているんだ!という思いが込められていて、お互いを思い合う温かさだったり、競技かるた部の心はすごく近い距離でつながっているんだなと感じました。その中でも特に好きなのは、瑞沢高校のみんなが喜んでいる場面や、かなちゃんが千早の手を握ってくれるシーンです。

【L to R】ch STAFFまこ 高3 ・ゆう 高3/広瀬すずさん/ch STAFFかなみ 高2 ・りえ 高3
お互いに愛を伝えあうほど
共演者は家族のような存在
―登場人物で広瀬さんに似ていると思うキャラクターは誰ですか?
やっぱり千早です。共演者の方もそれぞれが演じた役に似ていて、私と野村くんが一緒にいると千早と太一の兄弟げんかのような会話が始まり、それを優しい目で真剣くんが見ていて、まさに千早と太一と新がここにいるなと思いました(笑)。千早にとって部活の仲間はとても大きな存在で、家族のように大切にしていますが、私も負けないくらい共演者の方を家族のように思っているところも似ています。撮影が終わる頃にはお互いが愛を伝えあったり(笑)、役柄以上に仲良くなったので、大人になっても連絡したらすぐに駆け付けて話を聞いてくれる存在なんだろうなと思います。
―高校生へメッセージをお願いします。
『ちはやふる』は好きなものに一途になれる瞬間や、すべてをかけてがむしゃらになっている瞬間が描かれた作品です。仲間と一緒に目標に向かって頑張る、可能性に満ちあふれた強く美しい姿が伝わればいいなと思います。部活は学生時代にしか経験できないものなので、高校生の方にぜひ観ていただきたいです。
すずちゃんにもっと聞きたい!
―最近お気入りの髪型はありますか?
いまは千早の髪型が気に入ってます。エクステを付けて初めてロングヘアになったんですが、歯磨きでうがいをする時に髪の毛が邪魔で、髪の長い女性って大変だなと思いました(笑)。いつもは肩にかからないくらいの長さだったので、新鮮で楽しかったです。
―美容の秘訣を教えてください!
よく食べて、よく寝て、ほどよく運動することです。代謝を良くしようと最近心がけているんですが、1日に水を2リットル飲んでいたら代謝が良くなって、短い睡眠でもエネルギーが回復するようになりました!
―今後はどんな役に挑戦してみたいですか?
明るくエネルギッシュに身体を動かす役が多いんですが、すこし前に出演したドラマで今までとはトーンが違う少し暗い役を初めて演じました。今度はクセのある犯罪者のようなテイストの役柄もやってみたいです(笑)。
ちはやふる -下の句-
- 原作:末次由紀『ちはやふる』(講談社「BE・LOVE」連載)
- 監督・脚本:小泉徳宏
- 音楽:横山克
- 出演:広瀬すず、野村周平、真剣佑、他
- 主題歌:「FLASH」Perfume
累計発行部数1600万部突破の大人気コミックス実写映画の後編がついに公開! “競技かるた”に情熱を懸ける高校生達の友情・恋愛・成長を描く今作。千早の活躍と抜群のチームワークを発揮し、都大会優勝を成しとげた瑞沢高校競技かるた部。舞台はいよいよ全国大会へと移るのだが―。泣きたくなるほど熱いクライマックスの幕が上がる!
4.29(金・祝)公開
© 2016 映画「ちはやふる」製作委員会
© 末次由紀/講談社
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