3Dフィギュア制作会社ドゥーブスリーディーのジョン P.イーサム社長に高校生がインタビュー

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3Dスキャンを利用したフィギュア制作の店舗を展開するドゥーブスリーディー株式会社のジョン P.イーサム社長にch高校生スタッフがインタビュー!

社長に会いたい 第9回

ドゥーブスリーディー株式会社
CEO/代表取締役 ジョン P.イーサムさん

Q1. どんな会社なのですか?

3Dスキャンを使って実物そっくりなフィギュアを制作する会社です。

ドイツが本社で、もともとは医療のために開発していた技術なんです。例えばガンで顔面の一部を取らざるを得なかった人に、MRIのスキャンデータを3D化してその人の顔そっくりな義顔を作ったり。その技術を使って、ドイツの社長がフィギュアを作ってみたらドイツで話題になって。

今は日本やアメリカなど世界11カ所に店舗があります。

家族や七五三の記念、ウェディングドレスとタキシードで結婚記念にされる方、ペットのフィギュアを作られる方などさまざまです。

日本なら着物を着て撮影したら日本ならではのものになりますし、この技術を持って行けばどこの国でも現地の色が出せることが面白いですね。

Q2. 社長はどんな高校生でしたか?

高校時代はニューヨークの高校に通っていましたが、僕は“宇宙人”(笑)。アメリカ人だけど、父親が外交官で生まれはセネガル、その後幼少期は西アフリカ4ヶ国を回って過ごしました。

大学はニューヨークで国際関係とフランス語を学んで、証券会社・食品会社・広告代理店など10社の面接を受けたんですが、何をしたいのか自分でもわからなくて。

そんな時に偶然映画館で日本の伊丹十三監督の『たんぽぽ』という映画を観たんです。

当時日本は’80年代のバブルの時期で、アメリカの車市場を脅かしているとかロックフェラーセンターを買収したとか、あまり良いイメージはなかったんですが、『たんぽぽ』で一気にイメージが変わった。

日本って、こんなクリエイティブで面白いセンスの映画が作れる国なんだ! って。

それで、就職先を断って、日本に来てみたんです。

Q3. 就職の面接でのアドバイスをください!

日本人は緊張しすぎ!

緊張してしまうと、その人の性格が見えない。

会社側は、何年も一緒に仕事をしていく人を選ぶわけだから、その人は何が好きか、困った時にはどう対処する人なのかを知りたいんです。だからリラックスして自分を表現してください。

あと、その会社の商品(コンテンツ)をよく調べて、その会社を選んだ理由もきちんと話せるようにね。

そして「最後に何か質問はありますか?」と聞かれた時には、質問をした方が良い。例えば、受ける側だってその会社が自分に合っている会社なのか見たいわけだから、面接官に「なぜあなたはこの会社に入られたのですか?」と逆に聞いてみるとかね。

Q4. 日本の高校生にメッセージをお願いします。

いろんなことにチャレンジしてみて欲しいですね。

僕は5回くらい仕事を変えましたが、やってみないとわからないから、会社に入って自分に合わないと思えば違うことをしても良い。やりながら自分が何に向いているかがわかってくることも多いですよ。

あとは、海外のことを怖がらないで欲しい。会社に就職して何年間か海外赴任と言われても、怖じけず挑戦して欲しい。世界はどんどん狭くなっていっている時代ですから。

ジョン P.イーサム社長にお聞きした
社長になるために必要な3つのこと

  • 失敗することを恐がらないこと

    失敗は必ずするものだから、恐がらないで。それを乗り越えるメンタリティを持つこと。そしてなぜ失敗したかを理解して二度と繰り返さないことが重要。

  • いつも質問をすること

    アメリカのことわざに“There are no stupid questions, only stupid answers.”(バカな質問はない、バカな答えがあるだけ)という言葉があります。聞くことは大切。

  • 断ることを恐がらないこと

    相手の気持ちを考えると言いづらいけど、断る時はハッキリ言った方が良い。「考えます」など先延ばしにする言葉を返すと結局みんなに迷惑をかけてしまう。

+α 言葉は大事!
僕は英語・フランス語・スペイン語ができたけど、日本語も23歳になってからゼロから覚えたんです。言葉ができなければ、こんな風に国をまたいで仕事することはできなかったと思います。だから言葉は大切! 数学よりも(笑)!

 

ch STAFF キャスター 高2
目からウロコな考え方もたくさんあって、どんなことでも挑戦してみればいい、という社長の言葉に背中を押されました!
ch STAFF なぎさ 高3
今学校で就活の練習をしているので、面接時のアドバイスはとても勉強になりました! 逆に質問することなんて考えてなかった!

学年は取材当時のものです。

この記事はch FILES2016年1月号(2015/12/20発行)に掲載したものに一部加筆訂正しています。

ジョン P.イーサム社長

ジョン P.イーサム John P.Easum
1965年セネガル生まれ。50歳。アメリカ国籍ながら外交官の父親の仕事の関係で幼少期は西アフリカで育つ。ニューヨークのColgate University卒業後、来日。日本、アメリカ、ヨーロッパを拠点に、出版や教育、車のマーケティングなど多ジャンルの仕事を経て、DOOB 3D日本支社のCEO/代表取締役に就任。

ジブンをフィギュアに DOOB-3D-STORES

 
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