3Dプリンタも脅威じゃない? 歯科医療に欠かせないスペシャリスト「歯科技工士」の凄ワザ

歯科技工士
シゴトFILES vol.12

歯科技工士

その人に合った最適な「歯」を
生み出すスペシャリスト

 
子供の頃から歯医者さんが怖くて、大人になってもいまだに恐怖心でいっぱいの私でも、虫歯になれば歯科医院に行く。

決死の覚悟で治療用チェアに座り、背もたれが下がっていく時なんかは普段信じていない神様に祈ったりもする。

さて、涙目で治療を受けていると、歯科医師が虫歯を削った後も何かしている。

何をしているのか?

歯形を取っているのだ。

それが歯科技工所に送られ、虫歯を削ったところにかぶせる歯が作られるのである。

歯科技工士は、そのようなかぶせものや入れ歯、歯の矯正装置、マウスピースなど、口の中で使われる人工物全般を作成する専門家なのだ。

歯科医師の指示のもと、歯型に合わせて石膏で歯の模型を作り、歯科材料を駆使して本物の歯そっくりの形や色を再現する。

歯の状態は人それぞれであり、さらに、ちょっとした刺激でしみたり敏感になってしまうような口内に装着する人工物を作るため、そこには精密な技術が求められる。

歯科技工士は、患者にとっての快適な口内環境をサポートするために生み出される歯科技工物のスペシャリストであり、歯科医療において欠かせない存在なのだ。
 

必要なのは国家資格
腕次第で独立開業も可能

 
歯科技工士になるために必要なのは国家資格である。

まずは定められた歯科技工士の養成施設で学んで、受験資格を得るところから始まる。

たとえば専門学校であれば、昼間は2年制、夜間は3年制のカリキュラムが組まれている。歯科理工学や歯の解剖学、歯科技工実習といった国家試験に合格するための知識や技術の習得が可能だ。

歯科技工士免許証を取得すれば、歯科技工士としての仕事がスタート。歯科技工所や歯科医院など就職先はさまざまだが、経験と技術次第では独立して開業、社長として活躍することもできるぞ。
 

活躍の場がさらに広がる可能性も

 
歯の健康状態で、身体全体の健康が左右されると言われている昨今では、歯並びや噛み合わせのバランスはとても重要。

超高齢社会を迎え、医療技術も進化したことで、歯科技工士の活躍の場は広がっている。歯科技工士が勤務している歯科医院も増えるなど、いまもっとも期待が高まっている職業と言えるだろう。
 

歯科技工士にになるには?


高校卒業後、歯科技工士を養成する大学や短大・専門学校に入学し、受験資格を得て国家資格を取得。歯科技工所や歯科医院、病院に就職して経験を積もう。

新東京歯科技工士学校

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こんな人が向いている!


ものづくりが好きで、手先が器用であれば、なお適性がある。技術職なので、努力次第でスキルはどんどん上がっていくことから向上心も必要だ。

 
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文と絵:デヴォン山岡

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