「マンガ家」は売れるために描くのではなく、描き続けるために売れる必要があるのだ

シゴトFILES vol.1

マンガ家

 

日本が誇るポップカルチャー


 「マンガ家になりたい」と思うことは素晴らしいことである。デビューへの道が狭き門だろうが、成功する漫画家がたったひと握りだろうが、そんなものは関係ないのだ。

 「マンガが描きたい」。ただそれだけの理由で、人はマンガ家を目指す。そして、心躍るストーリーや魅力的なキャラクターを自由自在に動かし、多くの読者に自分の作品が愛読されることを夢見ている。さらに作品がヒットすれば、テレビアニメ化やゲーム化、キャラクターグッズなどのメディアミックスで高収入を得ることも可能。まさに誰もが憧れる職業のひとつなのだ。

 

プロデビューはスタートライン


 マンガ家としてプロデビューする方法としては、各マンガ雑誌の「新人賞」に投稿して受賞することが一般的だ。出版社への「持ち込み」で直接編集者に見てもらうという手段もあるが、地方在住者にとっては厳しいだろう。

 マンガ系の専門学校などでは、大手出版社の編集担当者が来校して作品を見てくれるイベントが定期的に開催されており、そこで見初められてマンガ家デビューするケースもある。チャンスがあれば自分の作品をどんどん見てもらうことこそがデビューへの近道だ。

 しかし、いざプロデビューしても、読者に人気がなければ容赦なく連載が打ち切られてしまうのがこの世界。デビューは目標ではなく、あくまでスタートラインにすぎないのである。

 

個性やオリジナリティで勝負ができる世界


 日本が誇る文化である「マンガ」が、海外のマンガと圧倒的に違う部分がその多様性だ。バトル、ギャグ、冒険、恋愛、スポーツなどのメジャーなものから、ギャンブル、グルメ、政治、暴力、医療、歴史といった深いジャンルまでさまざま。あらゆるテーマを扱っているからこそ、年齢や性別に関係なく読者に受け入れられているのだ。

 よって、まだまだ未開のジャンルの中から、思いもよらぬテーマがヒットする可能性も十分ある。自分だけにしか描けない個性的なマンガで勝負できるところも大きな魅力なのだ。

 

マンガ家になるには?


 「新人賞」への投稿、あるいは作品を持ち込んで編集者に認められることで「担当付き」になりデビューに向けて準備をする。

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こんな人が向いている!


 マンガを描くことが何よりも好きな人。売れるためにマンガを描くのではなく、マンガを描き続けるために売れる必要があるのだ。

 
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文と絵:デヴォン山岡