大ざっぱな人には向いてない?食べた人に幸せを与える魔法の職業「パティシエ」

シゴトFILES vol.10

パティシエ

 

幸せの魔法「スイーツ」を専門に作る魅力ある職業


 パティシエと言えば、学生を対象とした「人気職種ランキング」などでは常に上位にあがる、誰もが憧れている職業だ。パティシエとは、フランス語で菓子職人のこと。日本でも、洋菓子店やレストランなどでケーキや焼き菓子といった、さまざまな洋菓子作りを専門とした職人のことをそう呼ぶ。

 最近は、テレビや雑誌などでも、有名パティシエの店やスイーツが紹介されることも多く、その人気ぶりは絶大。老若男女問わず誰もが大好きな「スイーツ」というジャンルを専門にした職人ということで、女性だけでなく男性でもパティシエを目指すという人は多いそう。

 パティシエは、オリジナルの創作スイーツや鮮やかなデザインのスイーツを手がけているようなイメージもあるが、もっと大事なのはどんなときでも同じ品質のものを作り上げる技術である。材料を合わせる手順や温度、調理時間などを正確に理解して仕上げる。たとえば、砂糖の種類によっても溶けやすい温度が違ったり、生クリームの口溶けの良さやチーズ各種の扱い方など、材料ひとつひとつの特徴を考えた上での細やかで丁寧な作業工程が重要なのだ。

 

基礎の習得と厳しい修行で実力を磨く


 パティシエになるには、調理師学校や製菓専門学校で基礎を学んだ後、洋菓子店やホテル・レストランのパティスリー部門などで修業するのが一般的。スキルアップを目指して本場であるヨーロッパに留学してさらに修行するという人もいる。

 仕事内容は、生地からデコレーションまでを一人で担当する店もあれば、パティシエの人数が多い店では「生菓子担当」や「焼き菓子担当」など、それぞれ担当が決まっている場合もあり、店舗によってさまざまである。

 

食べた人を幸せを与えるスイーツは努力から生まれる


 パティシエには、オリジナルの洋菓子を生み出すための創造力や研究心も求められる。当然、新しいものを作り出すには高度なスキルも必要。また、スイーツにとって顔であるデコレーションを考えるには、カラフルなクリームやフルーツを扱うための色彩センスも超重要だ。

 将来は自分の店を持ちたいという野望があるなら、店舗経営するための知識も学ばなければならない。食べた人たちに幸せを与えるスイーツという魔法は、大きな努力と研究の上に成り立っているのだ。

 

パティシエになるには?


特別な資格は必要ないが、基礎的な知識や技術は習得しておこう。調理師学校や製菓専門学校に進み、そこからレストランやホテルなどに就職をしていくのが一般的だ。

 

こんな人が向いている


菓子作りが好きというだけでなく、技術のスキルアップを目指す意欲や好奇心のある人が向いている。実際に働くと体力勝負でもあるので忍耐力も大事だ。

 
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文と絵:デヴォン山岡